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⚠️【非推奨】FIX API入門①|FIXプロトコルとは?→ Python cBotを使おう

公開日: 2026/1/8

🚨 重要:FIX APIは非推奨です

この記事で紹介しているFIX APIは、以下の理由から非推奨です:

  • 😱 17個のハマりポイントがあり、ドキュメントに書いてない罠が多すぎる
  • 💀 実装に1週間以上かかる(Python cBotなら数時間)
  • 🤯 800行以上のコードが必要(Python cBotなら数十行)
  • ❌ コントラクトサイズ等の情報が取得できない

🐍 代わりにPython cBotを使いましょう!

cTrader 5.4以降、ネイティブPythonサポートが追加されました。

👉 Python cBot入門ガイド - 1行で注文できる世界へ

👉 cTrader 5.4 Python完全ガイド - 環境構築から実践まで


以下の内容は参考資料として残しています。FIX APIをどうしても使いたい方のみお読みください。


😵 「FIX APIで自動売買!」と思ったら…

「cTraderで自動売買するぞ!」

「FIX APIってのがあるらしい!」

…FIXって何?

REST API? WebSocket? 聞いたことない形式…

公式ドキュメント見ても意味不明。


🎯 この記事でわかること

  1. FIXプロトコルとは何か(歴史と目的)
  2. なぜ金融取引で使われるのか
  3. cTrader FIX APIの特徴
  4. REST API/Open APIとの違い
  5. 始める前に必要な準備

📚 FIXプロトコルとは

金融取引の世界標準

FIX = Financial Information eXchange

1992年にフィデリティとソロモン・ブラザーズが株式取引用に開発。

現在はFIX Trading Communityが管理し、世界中の金融機関で使用されている。

Code
使用先:
- 株式取引所
- 外国為替(FX)
- 先物・オプション
- 暗号通貨取引所
- プロップファーム

バージョン

バージョン年特徴
FIX 4.01996初期バージョン
FIX 4.22000広く普及
FIX 4.42003cTraderが採用
FIX 5.02006最新(トランスポート分離)

cTraderはFIX 4.4を使用。


🤔 なぜFIXなのか?

REST APIじゃダメなの?

特徴REST APIFIX API
速度遅い超高速
常時接続✗✓
リアルタイムポーリングプッシュ
信頼性HTTP依存専用プロトコル

金融取引では「ミリ秒」が勝負。

HTTPリクエスト → レスポンス待ち → 次のリクエスト…では遅すぎる。

FIXは常時接続で双方向通信。注文も約定通知もリアルタイム。


HFT(高頻度取引)のために

Code
REST API:
クライアント → リクエスト → サーバー → レスポンス → クライアント
↑ 100ms以上 ↑
FIX API:
クライアント ←――――→ サーバー
常時接続・双方向・即時

機関投資家やヘッジファンドは、FIXで直接取引所に接続している。

「プロの道具」がFIX API。


🧩 FIXメッセージの構造

見た目はこんな感じ

Code
8=FIX.4.4|9=123|35=A|49=SENDER|56=TARGET|57=TRADE|34=1|52=20260106-12:00:00|553=LOGIN|554=PASSWORD|10=234|

「|」で区切られたタグ=値の羅列。

(実際は|ではなく制御文字\x01=SOH)

タグの意味

Code
8=FIX.4.4 → プロトコルバージョン
9=123 → ボディ長(バイト数)
35=A → メッセージタイプ(A=ログオン)
49=SENDER → 送信者ID
56=TARGET → 受信者ID
57=TRADE → サブID(TRADEかQUOTE)
34=1 → シーケンス番号
52=... → 送信時刻(UTC)
553=LOGIN → ユーザーID
554=PASSWORD → パスワード
10=234 → チェックサム(検証用)

主要メッセージタイプ(35=)

35=タイプ用途
ALogonログイン
0Heartbeat死活確認
1TestRequest応答テスト
DNewOrderSingle新規注文
FOrderCancelRequest注文キャンセル
8ExecutionReport約定レポート
ySecurityListRequestシンボル情報取得
ANRequestForPositionsポジション照会

🔌 cTrader FIX APIの特徴

2つのセッション(重要!)

Code
┌─────────────────────────────────┐
│ cTrader FIX Server │
└─────────────────────────────────┘
↓ ↓
┌──────┴──┐ ┌──┴──────┐
│ TRADE │ │ QUOTE │
│ポート5212│ │ポート5211│
└─────────┘ └─────────┘
↓ ↓
注文・約定 価格データ
ポジション レート配信

TRADEとQUOTEは完全に別セッション!

  • TRADE(5212): 注文、約定、ポジション
  • QUOTE(5211): 価格データ、マーケット情報

1つのソケットで両方やろうとすると失敗する。


認証の罠(よくある間違い)

cTraderには2種類のパスワードがある:

パスワード用途FIX APIで使う?
CTIDパスワードcTraderアプリログイン❌ 使えない
FIXパスワードFIX API専用✅ これを使う

CTIDパスワードでログオンすると RET_INVALID_DATA で即死。

FIXパスワードの設定方法

  1. cTrader Web にログイン
  2. 右上メニュー → 設定
  3. 「FIX API」または「API Access」
  4. FIX専用パスワードを設定

cTrader独自の実装

標準FIX 4.4とは違う部分がある:

標準FIXcTrader FIX
55=XAUUSD(文字列)55=41(数値ID)
559=4(全シンボル取得)非対応(559=0のみ)
724=0(PosReqType)非対応
1=Account非対応

ドキュメント通りに実装しても動かない。

これがFIX APIの地獄。


🆚 Open API vs FIX API

cTraderにはOpen APIという別のAPIもある:

特徴Open APIFIX API
プロトコルProtobuf/WebSocketFIX 4.4
実装難易度中高
公式ライブラリありなし
情報取得豊富限定的
速度速いより速い
用途一般トレーダー機関向け

どっちを選ぶべき?

Code
✅ Open API を選ぶべきケース:
- 初めて自動売買する
- コントラクトサイズ等の情報が必要
- 公式ライブラリを使いたい
✅ FIX API を選ぶべきケース:
- 低レイテンシが重要
- FIXの知識・経験がある
- 機関レベルの接続が必要

正直、普通の自動売買ならOpen APIで十分。

FIX APIは「茨の道を歩みたい人」向け。


🛠️ 始める前の準備

1. ブローカーがFIX API対応か確認

すべてのcTraderブローカーがFIX APIを提供しているわけではない。

Code
FIX API対応の主要ブローカー:
- Fundora
- Pepperstone
- IC Markets
- FxPro
- その他cTrader対応ブローカーの一部

2. ライブ口座が必要

デモ口座ではFIX APIが使えないブローカーが多い。

リアルマネーを入れる覚悟が必要。

3. FIXパスワードを設定

cTrader Web → 設定 → FIX API設定

4. 接続情報を確認

必要な情報:

  • TRADE Host (例: h52.p.ctrader.com)
  • QUOTE Host (例: h51.p.ctrader.com)
  • Sender Comp ID (ログインID)
  • Target Comp ID (ブローカー指定)

📊 FIX APIで何ができる?

できること

Code
✅ 新規注文(成行・指値・逆指値)
✅ ポジション決済
✅ 注文キャンセル
✅ ポジション照会
✅ 約定レポート受信
✅ リアルタイム価格取得

できないこと(重要!)

Code
❌ コントラクトサイズ取得
❌ スプレッド情報取得(計算は可能)
❌ 口座残高の詳細照会
❌ 注文にTP/SL直接設定
❌ 全シンボルリスト取得

特に「コントラクトサイズ」が取れないのは致命的。

公式フォーラムでも「FIX APIでは取得不可、Open API使え」と回答されている。


📝 まとめ

FIXプロトコルとは

  • 1992年誕生の金融取引標準プロトコル
  • 常時接続・双方向・低レイテンシ
  • cTraderはFIX 4.4を採用

cTrader FIX APIの特徴

  • 2セッション構成(TRADE + QUOTE)
  • FIX専用パスワードが必要
  • 標準FIXと微妙に違う実装
  • 情報取得が限定的

向いている人

Code
✅ 低レイテンシが絶対必要
✅ FIXの勉強をしたい
✅ 苦労を楽しめる
❌ 簡単に自動売買したい
❌ 詳細な情報が欲しい
❌ すぐに動くものが欲しい

🔥 次回予告

【FIX API入門②】PythonでLogonメッセージを送ってみる

  • ソケット接続の実装
  • FIXメッセージの組み立て方
  • チェックサム計算
  • 実際にログオンが通るまで

15個のハマりポイントのうち、3個はLogonで踏む。

覚悟して待て。


📚 関連記事

FIX API完全版シリーズ(2026年版・Fundora検証済み)

その他


📖 参考リンク


「REST APIでええやん」と思ったあなた、正解です。 😇

それでもFIXをやりたい人だけ、次の記事へ。

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